しゅららぼん
万城目学の最新作『偉大なるしゅららぼん』
今回の舞台は滋賀県。琵琶湖だ!
京都は『鴨川ホルモー』
奈良は『鹿男あをによし』
大阪は『プリンセストヨトミ』
京都・奈良・大阪ときてこのパターンは終わりかと思いきや琵琶湖できましたか。じゃあこのあとは…?兵庫姫路城?三重伊勢神宮?和歌山熊野古道か?なんて勝手な想像をしてます。
さて、しゅららぼんってなんだろ?から読みはじめたこの作品。滋賀の彦根辺りから長浜辺りまでのその地に石走(いわばしり)と行った架空の地があり石走城に住む本家日出家に修行にきた涼介。琵琶湖から力を授かる日出家の人々。同じく琵琶湖から力を授かる棗家。日出と棗は代々争いながらお互いを牽制してきた。棗と日出(涼介)が互いに力を出そうとしたとき、その音、しゅららぼんが起こった。
音だったんだ。ホルモーと似ている。誰もが感じるところかな。不思議な力だったり、古くから伝わる伝統や歴史。個性豊かな登場人物。ストーリー展開に魅了されるところは相変わらずだが今までの3作品を知るものとしては新しい何かをさらに求めてしまいまだ物足りなさをも感じてしまうのは欲張りすぎなんだろうか…。
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